北海道にある星野リゾートトマムの中には、安藤忠雄が設計した「水の教会」があります。
とても幻想的で、冬になると「氷の教会」にもなるそう。
毎年多くの結婚式が催されている人気スポットで、誰でも無料で見学することができます。
ただ、いつでも見学できると言うわけではなく、決まった時間にしか見学することができません。
今回はいつ見学できるのかや、行き方、そして実際に行ってみた感想を交えて書いていきたいと思います。
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【北海道トマム】安藤忠雄設計の「水の教会」とは?見学時間やアクセスは?
安藤忠雄設計の「水の教会」とは?
建築家の安藤忠雄氏が設計した北海道トマムにある教会。
「自然との共生」をテーマに作られた教会は、建物としてではなく、眼に映る自然や水面すべてをもって「水の教会」と呼んでいます。
水のせせらぎや、風、小鳥のさえずりもすべて含めて「水の教会」ということです。
教会の象徴である十字架が建物の外にあったり、建物の内部へ行くまでの道のりまで楽しませてくれるようなめずらしい教会です。
「水の教会」の見学時間は?
見学時間は3回。朝と昼と夜です。
- 朝の見学時間:6時30分〜7時15分
- 昼の見学時間:11時30分〜12時00分
- 夜の見学時間:20時30分〜21時25分
「水の教会」へのアクセス・行き方は?
公共交通機関を利用する場合は、新千歳空港からトマム駅まで行けば無料の送迎バスが出ています。
車で行く場合はトマムICで降りて、星野リゾートトマムを目指しましょう。
水の教会は星野リゾートの敷地内にあります。
こちらも詳細は公式サイトが便利です。
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【北海道トマム】水の教会の見学は朝と夜どちらがおすすめなのか?
結論から言うと、両方行くのがおすすめです。
「水の教会」は自然との共生を目指して作られているため、時間と季節によって全く違う建築物に変わります。
朝は比較的人が少なく、とても穏やか。

このときは9月末で、トマムにはもう秋が始まっています。
すこしひんやりした空気が心地よかったです。
夜になるとライトアップされ、より幻想的な教会に変わります。

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「水の教会」は行くまでの道のりが楽しい
水の教会は行くまでの道のりがとても楽しいです。
人の五感を緻密に計算されていて、感情を揺さぶられるように作られています。
以下、写真を交えて解説していきたいと思います。

最初は建物から下に降りて、森林浴を楽しみながら歩きます。
夜だと、この道もライトアップされていてかなりロマンチックな道に変わります。

しばらく歩くと、教会の建物が見えてきます。
ただ、ここからしばらくは何も見せてくれません。
少し細めの道を迂回しながら、風の音や、水のせせらぎを聞いて進みます。
景色もそれほど見えない分、逆に期待が高まります。
階段を登ったり、降りたりすると、突然パッと景色が広がります。

この感動は実際に行ってみないとおそらく伝わらないと思います。
ディズニーランドの最初の入り口のような、閉ざされた状態からぱっと素晴らしい景色が広がるようなイメージですね。
その間も、自然の音で楽しませてくれるのが特徴でしょうか。
「水の教会」の建築家、安藤忠雄とは?
1941年大阪生まれ。独学で建築を学び、1969年安藤忠雄建築研究所設立。代表作に「光の教会」「ピューリッツァー美術館」「地中美術館」など。1979年「住吉の長屋」で日本建築学会賞、1993年日本芸術院賞、1995年プリツカー賞、2003年文化功労者、2005年国際建築家連合(UIA) ゴールドメダル、2010年ジョン・F・ケネディーセンター芸術金賞、後藤新平賞、文化勲章、2013年フランス芸術文化勲章(コマンドゥール)、2015年イタリア共和国功労勲章グランデ・ウフィチャ―レ章、2016年イサム・ノグチ賞など受賞多数。1991年ニューヨーク近代美術館、1993年パリのポンピドー・センターにて個展開催。イェール、コロンビア、ハーバード大学の客員教授歴任。1997年から東京大学教授、現在、名誉教授。
まとめ
水の教会の良さは、建物全体が美術品のようになっていること。
実際に行ってみないとわかりません。
ここで結婚式を挙げるご夫婦は幸せですね。